Sig-Gate

ご挨拶

「鋼鉄船が浮かんでいるんだから 水が来たら浮き上がる防潮扉ができないか?」からスタートしましたので課題は山積していましたが 机上での考察から始まり 3タイプの1/10模型作成を経て 現在のもっとも単純なタイプを採用し本格的な開発にとりかかりました。特許出願、神戸市内におけるテストプラントの設置・検証、NETIS登録と比較的早いペースで執り進めることができました。2013年2月には横浜における「震災対策技術展」に出展し そこに来場くださった方からの打診が2013年11月の受注につながりました。

また その際「地下入口に適用できないか?」という問い合わせを多くいただいたことからより軽量コンパクトなものを開発する必要性を感じ CFRPまたはGFRP製扉を採用した「都市型シグゲート」開発を進めています。
まだまだ順調とは言えませんが ここまで開発・販売にこぎつけることができたのは ごひいきにしていただいているお客様からのご指導ご鞭撻のおかげです。この場をお借りして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。また この遮水システム開発のきっかけを与えてくださった(株)喜多村工務店様にも深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

開発履歴

  • 2010.08月 開発開始
  • 2011.07月 浮力式防潮扉「シグゲート」特許取得(No.4773577)
  • 2012.02月 神戸市内テストプラント設置、実証試験開始
  • 2012.03月 浮力式防潮扉「シグゲート」NETIS登録(No.KKK-110004)
  • 2013.02月 於横浜 震災対策技術展に出展 当社ブース80社来社
  • 2013.06月 都市型「シグゲート」開発開始(FRP製)
  • 2013.09月 魚崎テストプラント向け遠隔監視システム設置・運用試験開始
  • 2013.11月 FRP製遮水扉実証試験開始
  • 2013.12月 大阪市内ショッピングセンター荷捌き場出入口に「シグゲート」を設置させていただきました
  • 2014.06月 大阪における「震災対策技術展」に出展させていただきました
  • 2014.10月 東京における「危機管理産業展」に出展させていただきました
  • 2014.11月 東京における「信金発地域発見フェア」に出展させていただきました
  • 2014.11月 神戸大学における「産⇔学フォーラム」に出展させていただきました
  • 2015~2016年 某所地下鉄の地上出入り口に「ライトゲート(手差し止水パネル)」を多数採用いただきました

製品案内

遠隔操作検証動画

「自動的止水は困る(-_-;)またはお手軽止水なら」

百貨店の出入口など、止水してからも人が避難してくることがあり得るような箇所には自動的に閉止するタイプは採用できません。そのような場合は手差し式”ライトゲート” また浮力式を採用できるような予算確保が難しい場合にも手差し式”ライトゲート”

海岸付近・河川敷き付近には

SUS304製がおすすめです。基本的に静水圧対応としていますが、静水圧の3倍まで製作可能です。扉本体の強度は十分に確保していますが、正直なところ津波には対応しきれません。ご存知のように、コンクリート製の防潮堤・防波堤でも破壊してしまう津波に抗しきれる防潮扉はたいへん優れたものであると感じます。最大対応寸法は9m×2m程度です。

街中であって通過車両重量が3トン以下の場合には

CFRP製がおすすめです。SUS304製と比較して当然扉本体の重量は軽くなり、扉を収納しておくピットのサイズも小さくすることができます。最大対応寸法は9m×1mです。(画像はイメージです)

街中であって開口幅3m高さ1m以下の場合には(開発中)

シグゲート・ロールタイプがおすすめです。この巻き取り式は従来の垂直昇降型と比較して、扉収納ピット深さは1/3から1/4となります。地中に障害物があり深く掘削することができない場合に有効です。本体価格は垂直昇降型と同程度ですが、土木工事費はかなり圧縮できるはずです。

オプション  

遠隔監視・操作システム<シグロイド>

設置場所から遠隔地であっても、動画・静止画等で作動状況の確認が可能です。また、扉収納ピット内に水位センサーを設置することにより任意のメールアドレスに扉作動状況をお知らせすることも可能です。

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Siggate 遠隔操作検証動画

浮力式防潮扉(水位追随型)シグゲート遠隔操作